今回のテーマは、株式投資についてです!

最近は投資をしている人が多いように思いますが、株式投資ってやったほうがいいでしょうか?
リスクが大きそうで結局銀行預金しかできていません。

ご質問ありがとうございます。
結論としては、余剰金があれば、株式投資することをおすすめします!
一般的に言われる生活防衛費分は元本割れのない銀行預金で確保しておくのが安全ですが、それ以上は株式投資等に回し、お金に働いてもらってさらにお金を増やすことで将来の貯蓄を増やすことができます。
また、株式投資といっても、デイトレーダーのように値上がり幅を狙って売買を頻繁に行うのではなく、長期投資をするのがいいです。
初心者であれば、投資信託から始めてみるのもいいと思います。投資信託については下記の記事で紹介しますのでそちらをご覧ください。
では、株式投資のメリットと長期投資がおすすめの理由について説明します。
株式投資とは
そもそも株式投資とは何か説明します。
株式とは、企業が資金調達のために発行する証券のことです。企業は株式を発行することで出資者を募り、事業資金を調達し事業を行っています。
株式投資とは、その企業が発行する株式を通じて、その企業に直接投資することをいいます。株式を購入した投資家はその企業の「株主」となり、株主総会に参加し会社の運営の決定権を得たり、配当金・株主優待を受けられたりします。
株式投資のメリット
株式投資をするメリットとしては、次の3つになります。
・売買差益(キャピタルゲイン)
・配当(インカムゲイン)
・株主優待
売買差益(キャピタルゲイン)
まず、売買差益です。キャピタルゲインとも言われます。
売買差益とは、株式を購入した時の価格よりも高い価格で売ることで、その差額によって発生する利益のことです。
例えば、株価100円の株式を購入した場合、株価が150円になった時に売却すると、50円が差額となり、売買差益として利益となります。
画面を複数みて、株トレードをしている、いわゆるデイトレーダーは1日にこの売買を何度も繰り返し、この売買差益によって利益を得ているわけです。
配当金(インカムゲイン)
次に配当金です。インカムゲインとも言われます。
配当金とは、企業が事業活動によって得られた利益の一部を配当金として株主へ還元するものです。つまり、この配当金は株式を保有しているだけで受け取ることができます。
配当によるインカムゲインは、売買を行わなくても利益を得られることから、「投資の楽しみ」として考える投資家も少なくありません。
株主優待
次に株主優待です。
株主優待とは、企業が株主に対して商品やサービスなどの提供を行うことです。株主優待も株式を保有しているだけで受け取ることができます。
優待内容は、企業によってさまざまですが、自社製品、自社製品や自社サービスの割引券、図書カード、クオカードなどを保有株式数に応じて提供されます。
株式投資をするなら長期投資がおすすめ!
株式投資のメリットを説明しましたが、株式投資をする場合、長期投資をおすすめします。
理由としては、短期保有は専門知識がない人にとってはギャンブル的要素が高いからです。
株式投資でよくイメージされるのは、チャート画面を複数広げたデイトレーダーのような人が売買差益(キャピタルゲイン)を狙って投資しているようなイメージかと思います。そのような方々は、短期保有(1日~数日ほど)でこれからの株価の動きを予想して売買をしており、その予想の的中率の高いプロだから利益が得られているものになります。
しかし、私たちには株価の予想は到底無理なことです。そのため、売らない前提で長期保有することをおすすめしています。長期保有することのメリットは次の通りです。
複利効果
長期投資の一番のメリットは、複利効果です。
複利とは、投資で得た利益を再度投資に回せば、その利益がまた新たな利益を生み、どんどんお金が増えやすくなっていく状態のことをいいます。期間が長くなればなるほど複利効果が大きくなり、利益も大きくなりやすいです。
最初はごく小さくても、転がせば転がすほど大きくなっていくことから「雪だるま式に増える」と表現されることもあります。
例えば、配当利回りが3%の株式(株価に対する年間の配当金額の割合)を、100万円分所有していた場合、配当金を3万円もらえます。この3万円で同じ株式を追加購入した場合、翌年は追加購入分を合わせた103万円に対する配当金3万900円を受け取ることができます。900円とみるとあまり利益が出た気がしないかもしれませんが、これが5年・10年・20年と長期間であればあるほど、再投資が繰り返されどんどんお金が増えていくことになります。
値動きは関係ない
次に、長期投資なら、値動きは気にしなくてもいいというメリットがあります。
短期投資の場合は、売買差益(キャピタルゲイン)を狙っているため、売買タイミングを逃さないように常に相場で値動きを確認する必要があります。
長期投資の場合は、数年先まで保有している前提なので、日々の値動きに対しては確認する必要がありません。もし下がっていたとしても、売らないので焦る必要もありませんので、気持ちの面でも安心できます。
以上から、長期保有をおすすめしていますが、長期保有を前提としているため、「急遽お金が必要になり、株式を売りたいけど、今株価が下がってて売ったら損するから売れない!」なんてことが起こりえます。そのため、ある程度の預金は銀行等で用意しておき、余剰金で株式投資をするようにしましょう。
まとめ
今回は、株式投資のメリットと長期投資をおすすめする理由を説明しました。
株式投資はリスクはあるものの、銀行に預けていてもお金が増えることはありませんので、余剰金があれば投資し、複利の効果を実感してもらえたらと思います。
また、株主優待もさまざまなものがありますので、優待目的で購入するのもいいと思います。毎年の優待が楽しみになりますね。
また、株式投資をする場合、NISAを利用すると非課税になりますので、NISAを利用していない場合はぜひ利用してみてください。
コメント